★永井秀樹監督「ゲームデザインを学ばなければならない」



東京ヴェルディは8月11日、味の素スタジアムで行われた2019明治安田生命J2リーグ第27節で鹿児島ユナイテッドFCと対戦し、3-3で引き分けた。この試合後に永井秀樹監督が公式会見に出席した。永井監督の会見コメントは以下の通り。

【試合後監督コメント: 永井秀樹監督】
――試合を振り返ってください。
「今日はこのクラブの消滅の危機を救って頂いたエール・クリエートの加納会長が先日に亡くなられたということで、喪章を付けて全員で気持ちを込めてプレーしました。50周年の節目の年でもありますし、改めてヴェルディというクラブは色んな人たちに支えてもらっていて、偉大なる先輩たちが作ってくれたクラブだなと思います。そういう思いも新ユニフォームと共に気持ちを込めて戦おうと、試合前に伝えました。実際のゲームに関しては色んな評価があると思いますが、自分としては最後の時間帯でやっと崩しができた。そして、点も取れたというところで、自分のサッカーを始めて3週間ですが、本当に選手たちはよくやってくれていますし、感謝しています。そうは言ってもまだまだゲームデザインも含めて我々はサッカーを学ばなければならないと思っています。ああいうふうに勝っている状況で残りの時間にどういうサッカーをして、ゲームを締めるかという部分も含めてもっとゲームデザインを学ばなければならないというところは、自分自身の反省も含めて感じた試合でした。」

――主力選手の離脱という困難からの立て直しやプレー選択の拙さなどに関して意見を聞かせてください。
「もちろん、自分のサッカーをやっていくという上で色んなことを落とし込んでいる最中です。その中で一番使っている言葉は『相手を見る』という部分を一番伝えています。まだまだ相手を見れない、相手と相談できていないという部分はよくわかる課題です。そこの改善を含めてやっていくしかないと思います。ただ、難しいことから逃げて安易にラクなサッカーに舵を切るつもりはありません。いかに相手を見れるかという部分を高めていきたいと思います。綺麗ごとかもしれませんが自分のサッカーは誰が出ても同じパフォーマンスでやれるというところを目指しています。そういう意味で前向きに考えれば、(渡辺)皓太が抜けて(藤本)寛也が負傷して(山本)理仁もという部分では、新たに3人の選手を見つけなければならないですし、3人の新たな選手を作っていかないとなりませんが、そこは前向きに捉えていきたいと思います。」

――永井監督の就任以降、ユース出身の選手をキャプテンや副キャプテンに選出している意図を教えてください。
「もちろん、色んな考え方があると思いますが、自分の中では新しいヴェルディを作っていくという部分で針を振らないといけないところがあると思っています。そうは言っても若い選手だけで勝てるほどJ2は甘くないということは自分自身が一番わかっているところでもありますし、ベテランや経験のある選手に対して、今回改めてキャプテンを選ぶ前にベテラン選手を集めて、今と同じような話はしましたし、その辺の若い力が出てこないと、ヴェルディは新しい時代に向かっていくにあたって未来は作れないと思っています。ただ、ベテランや経験のある選手の存在は安定して勝って行くために必要だと思っていますし、そこはうまく融合できるように今後も取り組んでいきたいと考えています。」

――今日デビューを飾ったカン・スイル選手の生かし方に関してどのように考えていますか?
「今日に関してハーフタイムに最も厳しく怒ったのは、実はカン・スイル選手でした。もちろん、持っている期待値が高いだけに、今日の前半のパフォーマンスに関しては納得していないということを伝えました。もちろん、自分たちのやり方ややってほしい役割が伝わり切っていない部分もありますし、その中ではよくやってくれたと思います。ただ、期待値が高い選手だけに今後楽しみにしたいと思っています。」

――藤本寛也選手の負傷交代を受けて、大きく選手の配置を入れ替えた狙いを聞かせてください。
「両ワイドをさらに出していくという意味で理仁の展開力が必要だという判断と、(井上)潮音に関してあの短い時間でしたが、360度の視野を持ってあのポジション(フロントボランチ)に立てていないという判断が大きかったです。井上選手にあそこ(ワイドストライカー)で時間を作ってもらい、(小池)純輝が上がっていく時間とスペースを作ってほしいという狙いでした。」

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