★永井秀樹監督「色んな90分の状況を自分たちできちんとデザインすることが必要」



東京ヴェルディは7月29日、味の素スタジアムで行われた2020明治安田生命J2リーグ第8節でアルビレックス新潟と対戦し、1-1で引き分けた。この試合後に永井秀樹監督が公式会見に出席した。永井監督の会見コメントは以下の通り。

【試合後監督コメント: 永井秀樹監督】
――試合を振り返ってください。
率直に、大変悔しいゲームです。ゲーム前の予想通りというか、お互いにボールを保持して攻撃するというスタイルのゲームだったので、やり合いの部分はすごく楽しみでしたが、そのままのゲームになりました。我々も非常に良い形がありましたが、新潟さんも非常に良い形で攻撃してきた中で、こういうサッカーを志向する中ではやはり付き物になりますが、最後の崩し、仕留めるところの精度を引き続き上げていかなければならないと感じています。

セットプレーから(高橋)祥平が決めてくれて、非常に勝ちが近づきましたが、その後の時間の使い方を我々は学ばなければいけないと言いますか。若い選手は特に、時間の使い方、ゲームの終わらせ方を学ばなければいけないという試合になりました。ただ、90分を通して連戦で大変な中、選手は本当によくやってくれたと思います。ホームゲームでサポーターの方の心ある拍手が非常に選手の背中を押してくれました。あと一歩というところで、非常に悔しいゲームでしたが、また次に繋がるゲームになったと思っています。準備期間は短いですが、また次の長崎戦に向けて、気持ちと頭を切り替えて次の準備を始めたいと思います。

――課題に挙げた先制後の試合運びに関してどのような進め方が理想的だったとお考えですか。
やはり、あの時間帯でもう一度しっかりと自分たちでボールを持つことから始めて、当然2点目を奪いに行くことが、最大の防御という部分でもあるので、そこのところはシーズン立ち上げからずっと取り組んでいるゲームデザインに関して、試合の入り、終盤、1点リードした展開、0-0、0-1と色んな90分の状況を自分たちできちんとデザインすることが必要だと感じています。今日に関しても1点取った後にきちんとボールを持つ、相手コートでプレーしていくことが非常に大事だったのかなと思います。

――先制して追いつかれた試合は今季3試合目ですが、今後に向けた改善点を聞かせてください。
もちろん、身体の疲労はあると思いますが、ボールを保持するための立ち位置やサポートの距離が一番重要だと思います。そこで一人ひとりが一歩、二歩、あるいは1メートル、2メートルのところが生命線になりますが、そこがだんだんとルーズになってしまい、渡したボールに寄るところ、入ったボールに寄るところ、緊急サポートの立ち位置だったり、我々の基本のところが疎かになってしまっているところが問題だと感じています。身体の疲労は十分に理解していますが、それは相手も同じことです。あの時間帯にリードした後に、もう一度自分たちがきちんとボールを保持して相手を動かす作業をすることが、このサッカーをやる上で生命線だと捉えています。今日に関してはそこができなかったところが反省点です。

――4戦無敗という部分はどう捉えていますか。
選手は本当によくやってくれていると思います。悔しい試合が続いていますが、前向きに捉えるならば、負けていないということはチーム、選手のひとつの成長だと捉えています。

――ラストプレーのセットプレーの守備では盛んに指示を出していましたが。
セカンドボールを含め集中を切らさないこと。セカンドボールの予測、頭の中のスイッチが切れないように常にステップを踏み続けるようにと伝えていました。

――ボールの握り合いとなった中で試合を通した改善点や対戦相手の新潟に対して感じた部分を聞かせてください。
新潟の監督さんとも短い時間でしたが、お話をさせて頂いた中、こういうゲームが理想的だという話を聞きました。色んなスタイルがあっていいと思いますが、ボールを持って攻撃するというスタイルは自分たちの中でとても重要な部分ですし、そういう中で非常に良いゲームだったと言ってもらえたことは素直に嬉しいです。ゲームプランの部分に関しては非常に後ろを5枚で来るのか、4枚で来るのか。あるいは非常にローテーションをしているチームなので想定は難しかったです。今日のように後ろを4枚で来てくれた中では、もう少し相手を意図的にスライドさせて空いた逆のレーンを使いながら攻めるという部分が、前半にもっとやれれば良かったと思っています。どうしてもスクエア・ゾーン、ボールを保持して崩していくことに目が行きがちですが、前半は相手のラインの背後にある、我々が利用していくべきスペースをあまり使えなかったことが悔しい反省材料です。そのへんを相手と相談しながらもっとうまくやれると、もう少しうまくやれたと思います。それでも、選手たちはよくやってくれたと思います。

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